雨上がり

〜雨上がりの遠くの空に虹がかかったなら、
戸惑いや不安など簡単に吹き飛ばせそうなのに♪

雨上がりの空気のにおいが大好きである。
あの湿り気を帯びた空気がなんともいえない。
昔から変わらないあのにおいに、無邪気だった少年時代を
思い出しそうになる。あたかも、
マイナスイオンが充満しているような気さえしてくる。

昔から「雨のにおい」だとおもっていたものは
実は降り始めた雨粒によって舞い上げられた「ほこり」の
においだった。
あのにおいはあまり好きにはなれない。
なんだかきなくさいかんじがして、吸い込むと不快だった。

見逃し三振

ずーっと見るのを楽しみにしてきた「オーシャンズ11」。
だが、睡魔との闘いに見事に破れ、結局断片的にしか見れなかった。
「あらすじ」のページを見てなんとか納得したものの、自分に腹が立った。
昔からおもうのだが、「見逃した番組」をいつでも配信してくれるサービスが
できたらとても便利だとおもう。
そうすれば、今までずーっと見てきた番組の、最終回だけ痛恨の録画設定ミスで
録れなかったなんて悲しい思いをせずに済むはずだ。

WISH

仕事柄、客先でパソコンを操作することが多い。
先日、Excelの小技を使っていたところ、
「こういう操作知らない人は、いろんな場面で損してそー
だよねー」
と言われてしまった。
かなりズシリときた一言だった。

初心者の本音を端的に表現した言葉だとおもう。

私はパソコン歴8年くらいの中級者だが、使い始めの頃は
IMEの日本語入力ONの方法すらわからなく、
「Alt + 半角」
だということを教えてもらったときにはとても衝撃的だった。

今でこそ当然のように「ブラインドタッチ」ができるが、
そのきっかけもただ単に「メールの早打ち」がしたかった
だけだ。

パソコンはみながもっていて一見便利な道具におもえるが
「暗黙の了解」を熟知してないと上手く使えなかったりする。

私はこの業界に入ったおかげで、必要性にせまられ、その都度
「小技」を覚えていったが、果たしてそうでない人たちの何割が、
自分で本を買ってテクニックを磨いているのだろうか。

最近、難しい専門用語でしか初心者に説明できなくなってきた。
そんな中で、Symantec AntiVirusのタスクトレイのアイコンを
見て
「黄色いカメムシ
みたいなやつと表現した初心者には脱帽した。

いまだにパソコンはみんなが使うべきものなのか、昔のように
一部のマニアしか使わないほうがいいものなのか、自分の中で
こたえがでていない。
機械である以上、どこかで必ず壊れるからだ。

願わくば、すべての人々が自在に操作できるような日がおとづれる
環境になることを。

今の自分にできること、それは、使い始めたばかりの人たち_それも
使う意志のある人に、自分の持てる知識を少しずつ伝えていくこと。
そして一人でも多くの人たちがある程度使いこなせるような世の中を
築いていくことである。

−CROSS MIND−


夢を見た。


行くはずだった退屈な集まりを抜け出し、
ブラブラと街を歩いてみる。


都会のとある百貨店内。
ベンチに居座りくつろいでみる。
旧友との偶然の再会。
しばらく会わぬ間に家庭をもち、もうすぐ子どもが
生まれるらしい。
どこか幸せそうだ。
勤めていた頃は、こんな表情あまりしなかったっけ。

複雑なおもいのまま、
地下へとエスカレーターで降りていく。


通りすがりの客にマイクを勧める黒ぶちメガネのお兄さん。
どうやらブックショップの店員らしい。
満足げに歌い終えた主婦の次に歌う人はいない。
流れ出す次の曲の伴奏。
自ら歌いだす店員。
どこか楽しそうだ。
知っている曲なのにカバーの域を超えたうまさ。
メロディーを少し変調してのびのびと歌っている。
マイク片手に歌いながら雑誌を棚に並べている。
主婦が鼻歌まじりに家事をこなしているかのようだ。
おもわず立ち読みを装い聞き入る俺。


いきなり3枚のパネルをもってあらわれた男たち。
何時の間にか歌い終えた男性もそのうちの1枚を運んでいる。
本屋の周囲がパネルに囲まれ、特設スタジオに!?
パネル内にバンドメンバーとともに一人取り残された俺。
あわてて外へと飛び出す。
もう既に前奏がはじまっている。
立ち見の観客に混じり、最後列で様子をうかがう。
ボーカルにギターとベースが加わりなかなかいいかんじだ。
人が少しずつ集まってくる。
聞き入る観客。


アクシデント発生!!
ただでさえパネルを隔てているのに、唯一の音源_マイクの
電源トラブル!
急に音が小さくなった。
ざわつく聴衆。
たじろくバンドメンバー。
一瞬演奏がやみそうになる。
懸命にも気を取り直し、地声を張り上げるボーカル。
だが、焼け石に水
聞こえづらいことに変わりはない。


どこかくたびれたかんじの一人の中年男性。
白髪まじりの後姿。
中列で座って聞いていたが、きゅうに叫びだす。

「それぐらいのことで、やめちゃうんなら、もう歌うんじゃねー!」

何度も繰り返して叫んでいる。

会場に警備員はいない。
明らかに危険なタイプ、観客の誰も止めない。
冷たい視線を投げかけるのが精一杯。

バンドメンバー、とりわけボーカルの表情が険しくなってくる。
叫び続ける男の前で、小さな女の子がしきりに何か話しかけている。
どうやら娘らしい。
感極まったのか、いきなり立ち上がり走り去る男性。
その目にはうっすらと涙が。
娘は立ち尽くしている。


騒ぎを聞きつけて集まってきた近くの高校生グループ。
「後を追わねーのかよ」くらいのことをひそひそと話している。
我に返って走り出す少女。
だが、父親の姿は階段上にはもう見えない。
そうこうするうちに、一曲だけのライブも終了。
不完全燃焼なおもいを残したまま立ち去るバンドメンバー。

よく見ると、壁にはツアーのビラが貼ってある。
今日だけであと数ヶ所、都内でこなすらしい。


エスカレーターに向かって帰り出す群集の流れを抜け出し
バンド名を確かめようと踏み留まってみる俺。
回りだすパネル。
読みとることができない。
かろうじて読めた文字__それは「Peace」。
彼らの存在をあらわすシンボルか、あるいは
曲に込められたメッセージだったのかもしれない。


ー完ー

操作系

パソコンの操作って誰に教わるでもなく、見よう見まねで
独学で覚えてきた。
だから、いまだに頑固に守っているかたくなな癖が
残っている。
講習会とかで覚えてきた人は、こうはならないのかな?

ショートカットキー

毎日、パソコン立ち上げて使わない日はないくらい。
今では「Windowsの終了」ですら「Alt + F4」。
この方が、職場から即効で退散できるような気がする。
でも、なぜかビジー状態で「終了しますか?」窓が
でないことが。
そんなときだけ、久々に「スタート」ボタンから
地道に「シャットダウン」。

身長

みなさんは身長どれくらいありますか?
私は170cmジャスト。
髪の毛の伸び具合でコンマ数mmが変動するくらい。
身長も体重も競艇選手の制限以内に納まっている。
いくら食べても眠くはなるが、決して太らない。
kg単位で体重が急激に変わったことがない。
自分的には日本人の平均身長だとおもっているが、
やせているせいか意外と高く見られることが多い。
でも、身長が違うとものの見方とか変わってくるん
だろうなー
小柄な人はいつも上ばかり見ているような気もするし。
上司よりも大きいと、ちょっぴり得した気分。