雨上がり

〜雨上がりの遠くの空に虹がかかったなら、
戸惑いや不安など簡単に吹き飛ばせそうなのに♪

雨上がりの空気のにおいが大好きである。
あの湿り気を帯びた空気がなんともいえない。
昔から変わらないあのにおいに、無邪気だった少年時代を
思い出しそうになる。あたかも、
マイナスイオンが充満しているような気さえしてくる。

昔から「雨のにおい」だとおもっていたものは
実は降り始めた雨粒によって舞い上げられた「ほこり」の
においだった。
あのにおいはあまり好きにはなれない。
なんだかきなくさいかんじがして、吸い込むと不快だった。